Napaへの旅(その3) [bubbly]
朝、SFO(サンフランシスコ国際空港)に到着したばかりですが、お昼も頂いたので、koba-sfさま御宅へ移動して、早速、泡を摂取するのです。
6月の泡踊りも素敵な泡のオンパレードでしたが、今回は更に磨きがかかってます!
1995 Salon Blanc de Blancs Le Mesnil
今回頂いたののは、この95年のヴィンテージ…
…というかヴィンテージしか造ってないのですけどね。
サロンは、私にとってKRUGと双璧をなす思い入れのあるシャンパーニュです。
初めて飲んだのは97年頃です。
82年モノを頂きましたが、当時は(香港でですが)レストラン価格でHK$1000ちょっと!
当時のレートで、日本円で15000円していなかったのでした…
…が、しかし、SALONは高騰し続けて…
最近は88年モノを2,3年前に飲んだのが最後です。
この時は、たしか楽天内再廉価!と謳っていたショップで買ったはず(笑)
1万6千円くらいだったと思います。
この95年もの、最近行った、銀座の某BARでは、8万円近い値が付いてますた…
味・香りに関しては、「!」「♪」ということで、口福を感じていました。
ブランドブランでこのコクと香り…流石のサロンであります!
この泡も大好きな1本です♪
1996 Taittinger "Comtes de Champagne" Brut Blanc de Blancs
以前飲んだのは、93でした。
これは、大当たり年の96ですね♪
今回の旅はテタンジェ繋がりが多いのですが、このプレステイジは流石です。
テタンジェのこの「コント・ド・シャンパーニュ」、KRUGの「クロ・デュ・メニル」、そしてSALON…これらをブランドブラン3傑とするのは、国際的に合意が得られている…らしいっす。
まぁ、何と言うか、ブランドブランと言えば、酸味が効いていてキリリとした泡…なのですが、そういう概念を超えたブランドブランを飲みたいのならば、これら3本!という感じでありますね。
…って偉そうに言いつつ、KRUGの「黒で滅入る」は飲んだことないのですが(爆)
1999 Domaine Carneros "Le Reve" Blanc de Blancs
日本人である私にとっては、ある意味、上記のサロンやテタンジェよりも貴重な泡です。
仏蘭西テタンジェが亜米利加は加州で展開するドメーヌ・カルネロスのプレステイジ♪
カルネロスは普通の泡も質の高い美味しさなのですが、このLe Reveは凌駕してます…
柑橘系とほのかなリンゴの香り、シャキっとした正統派のブランドブランです。
ワイナリー価格でも$60くらいしていました。
オーパスワンがカリフォルニアワインの代表として(?)日本で名声を得たように、
このLe Reveが、シャンパーニュに対抗し得るカリフォルニアスパークリングの
代表として、日本に紹介されることを期待しております。
Franck Bonville Cuvee Les Belles Voyes Blanc de Blancs
Tarlant La Vigne d'Antan Blanc de Blancs Single Vineyard Extra Brut
2000 Frank Family Vineyards "Champagne" Reserve
フランク・ボンヴィル、タルラン、そしてカリフォルニアのフランク・ファミリー…まさにブランドブラン祭りでございます♪
タルランにハズレなし!!
この泡も美味しかった♪
以前、ブノっち・タルランさんがメディアに載った記事を一部抜粋しま~す。
~~「ラ・ヴィーニュ・ダンタン」。「昔ながらの樹」という意味のキュヴェは接ぎ木していないシャルドネから造られる。
ボランジェの「ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ」を生むピノ・ノワールは、フィロキセラの耐性がある米国産台木に接いでいないので有名だが、シャルドネはシャンパーニュ地方でこれだけだという。
「父のジョルジュの代から、サーブル(砂)という区画で栽培しています。以前はアッサンブラージュしていましたが、1999年から独自のキュヴェに仕立てています。樹齢は約40年。砂地の畑にはフィロキセラの害虫が襲ってこないと、父は知っていたのです」
果実の純粋さと深みが素晴らしい。極辛口にもかかわらず、クリーミィなテクスチャーと白い花の愛らしい香り。樽のニュアンスから、ジャック・セロスのトップキュヴェ「シュブスタンス」を思い出した、こちらの方がよりフレッシュ。フィロキセラで植え替える前のシャンパーニュはどんな風味だったのだろうか。まさに郷愁を呼び覚ます味わいだった。
もう1つは99年の「ラ・ヴィーニュ・ドール」。ヴァレ・ド・ラ・マルヌの単一畑のピノ・ムニエ100%で醸した、これまた珍しい造りだ。平均樹齢50年。糖分添加なしのノンドゼだが、エキゾチックなパッションフルーツがモカやカラメルの香りに発展する予期せぬ味わい。香りのスペクトラムが極めて広く、表現力に満ちている挑戦的なキュヴェだ。
ピノ・ムニエのみのキュヴェと言えば、ジェローム・プレヴォーやジョゼ・ミシェルを連想するが、それらともまた違う味覚の冒険が目の前に広がった。
「黒パンとオマールやカキなどの強いシーフードに合わせると良いでしょう。ピノ・ムニエはシャルドネやピノ・ノワールより低く見られがちですが、そんなことはない。熟成する力もあります」
最後がトップキュヴェの「キュヴェ・ルイ」。
単一畑のピノ・ノワールとシャルドネ半々で造られた。97、96年を使い、ドザージュは5・7グラム。パンデピス、マロングラッセの複雑な香り、力強さと比類なきバランス。「我々が樽を使う理由がわかったでしょう。この複雑性のためです。これは瞑想のためのワインです」と、マダムがうれしそうにうなずいた。~~(以上記事より)
……最後のキュベ・ルイは前回の泡踊りで経験済み♪真ん中の「ラ・ヴィーニュ・ドール」はお土産で頂いちゃいました!
タルランは、銀座のシャンパンバー「ヴィオニス」でもオンリストしています。
エグリ、アグラパール、ラルマンディエ、そしてタルラン…値段が上がりませんように。
ボンヴィルは、独特の香り(煙草っぽい)があるのですが、これは比較的その香りが抑え目だったように感じました。
フランク・ファミリーは、ほんとパーっとしていて、華やかになるスパークリングです。
なんというか「カリフォルニア・スパークリング」はひとつのカテゴリーであると分からせてくれる泡です。スプマンテでもカヴァでもない、ましてやプアマンズ・シャンパンでもない!という主張が感じられます♪
夕飯は皆さんで、近所の中華に!
昼夜中華ですが、美味しかったです♪
さて、明日からはワイナリーを巡ります。
期待どおりの泡のオンパレードですね。
ISOさんのブログは、見ていて本当に楽しいし、とても勉強になります。
ワイナリー楽しみにしています。
by (2006-10-16 19:43)
羨ましすぎます・・・♪
by julliez (2006-10-16 20:08)
巡回してきて、いきなりカプチーノ(猫)の写真。(笑)
我が家の長男を綺麗に写してくださり、ありがとうございます。
95年のサロンは美味しかったですね。
今度、新居のデッキが完成したらそこで残る1本も開けましょう♪
・・・と書いたけど、もっと熟させたいかも。(笑)
黒で滅入るは92年ものなら$500以下なので、そちらを探してます。
96年はさすがに手が出ません。Lottery当たったら購入します。
その前に、売り切れる前にサロンの96年買ってきま~す。
僕ぢつはこの6本の中ではLe Reveが好きでした。味だけでなく
入手が容易で価格もリーズナブルなおかげで、サロンのように
「今日空けようかどうしようか?」と悩まずにすみますから。
「普段使い」はタルランのキュベルイに落ち着きつつありますが
カリフォルニアものだったらLe Reveがいいですね。シャンドンの
エトワールやロデレールのレルミタージュより知られていないと
いうあたりも、ちょっとくすぐられています。
by koba-sf (2006-10-17 09:36)
羨ましい・・・(><)サロンの95年はたしか2~3年くらい前に飲んだんです。とってもフレッシュで、もう何年かして飲みたいね☆なんて言ってたんです。でも最近では、なかなか見かけないうえにお値段も・・・
タルランの『ラ・ヴィーニュ・ダンタン』私も飲んでみたいと思ってる1本。でもこの前は悩んでやっぱりキュベルイを買っちゃいました(笑)でもやっぱり・・・年末に向けて一本購入しようかなぁ・・・。嬉しい悩みをありがとうございます☆
by シェリー (2006-10-17 13:28)
好(ハオ)くん さま、
ありがとうございます♪
気合入れて飲んでいきますので(笑)、今後ともよろしくお願いします~
niceありがとうございます♪
by ISO (2006-10-18 09:23)
julliez さま、
私にとっても、まさに至福の時でありましたよ~
タルランも美味しかったです。
niceありがとうございます♪
by ISO (2006-10-18 09:24)
koba-sfさま、
サロンはやはり素晴らしいですね~
…というか、この記事中で頂いた泡はすべて甲乙付け難しでした。
SALON96!! 今度、私が渡米するまで取っておいてくださいまし(笑)
Le Reveは、日本の気取ったレストランとかに置いてあったら25くらい平気で取りそうですね。また飲みたい泡のひとつです。
ところで、お土産に頂いた「ラ・ヴィーニュ・ドール」飲みました♪
凄いですよ、これ…
はじめて、エグリやラサールを飲んだ時のような感激がありました。
近いうちにUPしま~す♪
by ISO (2006-10-18 09:30)
シェリーさま、
私も、「もうサロンは飲めないかな~」と思っていた矢先の嬉しいサプライズでありました♪
タルランは、本当に美味しいですね!
是非、購入されてくださいませ(笑)
niceありがとうございます♪
by ISO (2006-10-18 09:33)
ISOさま、
ご期待を裏切らぬよう、今日K&Lの稀少な在庫からSALON96を1本入手。「数年は手を出しちゃダメだかんね。」と念を押されましたよ。(笑) 95年は早い時期から熟成感があるけど、96年は本気で寝かせるタイプだそうです。
我が家へお運びいただくためのさらなるモチベーションが出来ましたね♪
今夜はピエールなんちゃらのCuvee Specialeを試しました。いいです、これ。
滅入る・掏る・尾瀬産の葡萄で白の白、かつ1998年なので今のところは若干酸味が立ちますが、こいつは綺麗な樽香が付いていました。凄いポテンシャルを感じます。アメリカのインポーターが言う「黒で滅入ると並ぶ」というのは言い過ぎでしょうが、カトリーヌと同じような明るい未来が見えます。ピエール君はBogie'sにBYOしたんですが、帰宅後すぐ2本追加でオーダーかけました。銀座泡泡はカトリーヌの替わりにピーター連れていっちゃいそうです。(でも若すぎるから今回はやめときます)
タルランの「金つる」情報、楽しみです。ブノっち、今日ベイエリア到着で土曜日に会います。ISOさまの感動をお伝えしてきますからね~♪
by koba-sf (2006-10-19 15:04)
koba-sfさま、
ををーサロン96ですか!!
いつ頃が飲み頃でせう?ガルルル…(TM)
日曜に出て、その日の昼から飲んで、月曜の飛行機で帰れば…
なんと3日の休みでサンフランシスコに行けるぢゃないか!
ピエールも面白そうな泡ですね♪
黒で滅入ると同等というのは、もしやインポーター、逆説的に「黒で滅入る、滅入るって騒ぐんじゃないよ~値段高いだけだよぅ」と言いたいのでしょうか…
ブノッちに、私も3日ほど前にメール送ったのですが、スルーされてます(笑)。
東京で一番有名なシャンパンバーにもオンリストされている旨、お伝え下さいまし~~
by ISO (2006-10-19 21:46)
むむ!
こんな素敵な記事を見逃していたとは!!!
タルランのムニエ100%、うまそ~です。
お猫さまの画像もすてき。
by miumiu (2006-11-02 17:16)
miumiuさま、
タルランのムニエ100は最高でしたよ!!
ベデル飲んだとき以上の衝撃でした♪
お猫さま…泡とRollyがmiumiuさまを癒してくれるものと信じております。
niceありがとうございます♪
by ISO (2006-11-04 15:48)